石川県金沢市 湯涌温泉の奥にある「氷室小屋」。
江戸時代から、冬に降った雪をこの小屋に詰め、夏に雪氷として取り出し、将軍家に献上していました。そこで金沢では7月1日を「氷室の日」と呼び、地元の和菓子店で発売している氷室饅頭を食べる風習があります。
今年は冬に雪が降らず、400年の間で初めて「氷室小屋に詰める雪がない」非常事態が発生。夏に雪氷を取り出す「氷室開き」も中止となりました。来年は普通の気候に戻ることを願っています。
さて、この氷室小屋は2016年9月からライトアップを実施しています。氷室小屋は温泉街の奥、玉泉湖のほとりにあります。周囲が真っ暗なので夜訪れる人は皆無に近いと思います。その分自然が豊かで蛍が舞っています。
この温泉街の奥では竹藪をライトアップしていました。温泉旅館の屋上に設置した照明で竹藪を照らしています。過去何年かここを訪れていますが、初めての光景であり驚きました。
氷室の日に氷室の夜景色を初めて見ることができました。また撮影している10分間だけ雨が降らず、本当にラッキーでした。