石川県七尾市能登島にある「のとじま水族館」。
北陸3県の水族館(富山県 魚津水族館、石川県 のとじま水族館、福井県 松島水族館)がどんどんリニューアルして
様々な新しい魚の魅せ方を示している中、2018年4月27日にリニューアルし「のと回遊回廊」が誕生しました。
2010年8月に出来たパノラマ大水槽「青の世界」。 ジンベイザメも飼育されています。
そして今回リニューアルした「のと海遊回廊」です。日本海側で初めてプロジェクションマッピングを常設しました。
六角形をした水槽を囲むように通路があり、通路の反対側には鏡が、床と天井にプロジェクターが設置されています。
通路を歩くと、左にも右にも道があるような錯覚に襲われます。万華鏡のような世界です。
水槽の一部に半円形のベンチスポットが2か所設置されました。観覧車で水中を潜る感触が味わえます。
クラゲのアートコーナーその1
写真左は2018年のもの。クラゲの着色を魅せようとしすぎた感があり、部屋全体が「真っ暗」に感じます。
写真右は2015年のもの。水槽自体をアートとして魅せており、心地いい空間ができています。
クラゲのアートコーナーその2
今回のリニューアルは「天井に蛍光灯などの照明がない」ことが特筆すべきことです。 光の使い方が斬新です。
家庭・公共エリアで一般的な「天井照明」をなくすことで、魚類の動きに自然と視線が集中するよう作られています。
このような感性豊かな空間の創造には、「天井に照明」のような常識を外すことが必要と考えさせてくれた場所でした。