石川県金沢市。 明治時代には第4高等学校が設置され学問や美術の都市として注目されていましたが、
第9師団が設置され、軍都としても機能していました。
そのランドマークが旧第9師団の司令部(写真上)、金沢偕行社(写真下)です。
両方とも1898年に金沢城二の丸跡に建築された木造2階建て。1968年に現在の場所に移設復元。
国の登録有形文化財として指定されています。
東京国立近代美術館工芸館が金沢に移動する際、この両方の建物を活用することが決まり、約150m移設します。
2018年1月から移設工事が始まり、2019年秋に外観の移設が完了予定です。
司令部の建物は1898年に比べて左右方向が削られていますが、2019年移設完了時には創立当時の姿が復元されます。
移設完了後、どんな姿になるのか、またどんな工芸作品が並べられるのか、非常に楽しみです。