明けましておめでとうございます。今年も皆様が楽しく、実り多き1年をお過ごしになることを期待しています。
さて今年も、去年1年間を振り返った「個人的な夜景ランキング」を発表いたします。このランキングは煌びやかさや人気を基準としたものではなく、北陸らしさ、独特さ、地元の発展への期待、地域のバランスを考慮して判断しています。また地元民がゆったり景色を楽しめるかどうかも考慮しています。
2024年は1月1日に発生した能登地震、9月の豪雨により石川県能登地方が甚大な影響を受けました。能登地方の復興はまだ道半ば。数年はかかると思われます。私も奥能登には訪問できていません。一方3月16日の北陸新幹線敦賀延伸により福井県で多くの夜景スポットが生まれました。
第10位:氷見市芸術文化館(富山県氷見市)
チーズの断面のような建物の奥にあるスロープにLEDを並べて輝かせました。2024年初めての取組み。
第9位:若狭高浜駅(福井県大飯郡高浜町)
嶺南地方ではJR小浜線沿線の駅がライトアップをしています。その中でも目を引いたのは若狭高浜駅。3色のTシャツに光を当てています。
第8位:LAKUNAはくい(石川県羽咋市)
2024年7月にオープンした、羽咋駅前にある複合施設です。子供から老人まで過ごせます。2024 Gold Illuminationで金色に光っています。
第7位:呉羽丘陵フットパス連絡橋(富山県富山市)
呉羽山と白鳥城跡の散策路を結ぶ歩行者専用の吊り橋です。2026年開通予定。2024年7月からライトアップを始めました。橋の下を富山県道9号線が走ります。
第6位:道のテラス フォーシーズンテラス(福井県今立郡池田町)
かずら橋等の観光施設が点在する国道417号線沿いに2024年4月にオープン。地元の料理、クラフト作品を販売しています。足元には足羽川が流れ、涼しい風がそよいでいます。
第5位:五叉路クロスファイブ(富山県下新川郡朝日町)
富山県最東部にある泊駅近くにあり、地元の食品売り場、商工会、銀行などが入る複合施設です。北陸道の五叉路に面しており、町中からイルミネーションが見えます。
第4位:八雲迎賓館(福井県福井市)
2013年開業。島根県出雲大社福井分院を主神として祀っています。2023年からキャンドルナイトを開始。キャンドルとランタンの飾りが秀逸です。
第3位:旧上羽小学校(富山県富山市)
大沢野地区にあり、2009年に閉校した小学校です。「こどもたちがいなくなった学校に おとなたちが戻ってきた」というキャッチコピーで2024年に富山市美術展インスタレーション部門のトリエンナーレ公募展が開催されました。
第2位:タケフナイフビレッジ(福井県越前市)
毎年1月1日深夜0時に始まる「初打ち」の時だけライトアップを実施。2024年が通算30年目でした。建物のライトアップと松明の焔、刀から出る火花が神聖な雰囲気を醸し出します。
第1位:根上総合文化会館タント(石川県能美市)
音楽ホールの音響残響の良さが有名なホールです。2024年の夏には、輪島の千枚田で通年使われている26000個のLEDを敷き詰めて「届けよう 希望のひかり」を実施しました。
2024年は特に福井県のイルミネーションスポットが増加しました。一部を紹介します。
福井駅 新幹線側展望コンコース(福井県福井市)
しきぶきぶんミュージアム(福井県越前市)
福井県年縞博物館(福井県上中三方郡若狭町)
2025年は北陸全体が復興して素晴らしい景色が増えることを期待しています。