石川県金沢市新保町。山の奥にある10軒のみの限界集落です。
2008年から毎年1回 竹とうろう祭りを開催してきました。
それから15年、住民の高齢化により、ついに今年の第16回を以て竹とうろう祭りが終わることになりました。
今年は事前周知も少なく、更に当日に雨が降ったこともあり、会場を大幅に縮小して行われました。
例年神社に通じる田んぼのあぜ道に一定間隔を設けて並べる竹灯籠は、今年はテントの中で固まって展示していました。なお竹の中にはLEDではなく蝋燭を入れて輝かせています。
例年この集落全体の民家がライトアップしますが、今年はライトアップが中止となりました。
*ご参考:2019年の竹とうろう祭りの様子はコチラからどうぞ。
それでも竹細工の細かさと、のんびりした・でも温かい雰囲気は新保町ならではでした。
竹灯籠:
この最後の竹とうろう祭りに縁があり、2年ぶりに屋内で折紙オブジェを展示させて頂きました。
「建屋の奥の扉を開けると」という感じは、金沢の中心街から新保町に向かう時の道中と似た感じでワクワクとした気分を味わえます。
予想以上にお客様がお見えになり盛況でした。また即席で「作品づくりコーナー」を実施して何人かに実際の作品を制作して頂きました。
来年からの竹とうろう祭りは金沢市四十万地区の団体と共同開催となり、四十万での開催予定です。
新保ならではの「のんびり、でも繊細な本物」の竹灯籠を今後も踏襲して欲しいと考えています。