砺波・小矢部の光の祭典 ★砺波郷土資料館★

今日は富山県西部 砺波市と小矢部市のアート・ライトアップ・夜景を見てきました。

まずは砺波市。昼間に砺波市美術館で展示されていた、本郷 仁さんの「視覚・光覚」展を見てきました。

「闇の中に置かれた、一定の模様で整然と並べた鏡のオブジェに、見学者がLED懐中電灯で光を当て、

そのオブジェに反射して、部屋の壁や床に出来る模様の変化を楽しむ」というものです。

特に気に入った作品がこれ。「テクノロジーは闇を照らすか」高さ4m。

写真左が全体像。作品の左側に座っている方が本郷さん本人です(本人に掲載許可を頂いております)。

正20面体のうち1つの面から外の景色を見せ、別の1面から見物客に中身を見てもらう構造です。

 

本当は、この立体の一部からレーザー光を中に入れ、見物用の右下の面も塞いだ後で

見物客が中に入り(頭だけ中につっこむというのもアリか)、レーザー光の反射の軌跡を見るのも

興味深いなぁと思っています。どんな光の芸術作品ができるのか、想像するだけでも楽しいです。

さて今日のメインイベント。 砺波郷土資料館のライトアップです。

「砺波ライトアップ同好会」という団体が、ここ(史上初)を綺麗にライトアップするというのでワクワク!

この資料館は旧中越銀行本店として明治42年に竣工されたものであり、砺波市の指定文化財になっています。

建物の中も 天井に貼られた金唐革紙(和紙に模様を浮かび上がらせたもの)、井波地方の木工細工、

長さ12mのケヤキの1枚板でできたカウンター、螺旋階段など、西洋建築としても一級品です。

この資料館が、こんな感じで闇夜に照らされました!ちょいと赤みある建物が真っ白な雪に映えています。

ライトアップの後は、「Neutral Production」さんがアートパフォーマンスを見せてくれました。

石川県小松市の長谷川章さんが実施されている「d-K:デジタル掛軸」に非常によく似ています。

今後、このライトアップ同好会には「砺波ならではのランドマーク」をライトアップして欲しいと思います。

たとえば、このチューリップ公園内にある「5連水車」。 これなどは北陸にここだけなので是非是非!

この資料館を後にし、最後に、10数年ぶりに「小矢部クロスランドタワー」に登ってきました。

このクロスランドタワーは高さ100m。「恋人の聖地」に選ばれてから、中が綺麗に装飾されていました。

ここの展望台からの夜景は、窓に光が反射して撮りづらいのですが、なんとか1枚撮ってきました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

青と白のカプセル ★大関駅、大関児童館★

湖畔のライトアップ ★片山津温泉★

関連記事

  1. 謹賀新年2022 ★昨年の個人的な夜景ランキング★

    あけましておめでとうございます。昨年後半から北陸ではコロナ患者数が減少していますが、まだまだ3密を…

  2. 地獄から天国へ ★まんだら遊苑★

    立山信仰が残るまんだら遊苑。ここで3年ぶりにナイトウォークが開催されました。このまんだら遊苑では…

  3. 謹賀新年2020 ★昨年の「自分でライトアップ」ランキング★

    2020年の北陸は雨・曇り模様が続き、夜景撮影できる機会を待っています。1月1日に昨年の総合ラン…

  4. 桜満開 ★高岡古城公園★

    北陸も桜が満開の時期を迎えました。今日は富山県高岡市の高岡古城公園の夜桜を紹介します。気温も…

  5. のとキリシマツツジ ★土田の郷オープンガーデン★

    石川県羽咋郡志賀町土田地区。ここではのとキリシマツツジが満開の時に、14軒の家で庭園を一般客に公開…

  6. 光の禁断症状 ★片山津温泉★

    今年は開湯140周年である片山津温泉。ここでは2018年から冬期にライトアップを実施しています。…

  7. 開町400年の七夕飾り ★高岡市戸出地区★

    富山県高岡市戸出地区。 ここで毎年行われる七夕まつりには、1000本以上の竹飾りや高さ18mのジャン…

  8. 想いの灯

    東日本大震災10周年にあわせ、キャンドルと折紙で「想いの灯」を表現致しました。会場1:広い空間に…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。