明けましておめでとうございます。今年も皆様が楽しく、実り多き1年をお過ごしになることを期待しています。
さて今年も、去年1年間を振り返った「個人的な夜景ランキング」を発表いたします。このランキングは煌びやかさや人気を基準としたものではなく、北陸らしさ、独特さ、地元の発展への期待、地域のバランスを考慮して判断しています。また地元民がゆったり景色を楽しめるかどうかも考慮しています。
2023年はコロナが収束し、ライトアップやイルミネーションが非常に増えました。ただLINE等が普及し、地元民の間での連絡が密になったこと、また「4年ぶりのイベントをどこに宣伝すべきか」が問われた1年になりました。広報不足、地元民にしか知らされないイルミネーションイベントが多いです。また北陸は雨が多いこともあり、室内でのイルミネーションも盛んです。
第10位:アドベチャーランド能美(石川県能美市)
2022年10月オープン。森林の地形や素材をそのまま活用したフィールドアスレチックやジップラインです。ただし営業は17時までであり夜間は真っ暗です。
第9位:みんなの畑(石川県金沢市)
NPO法人みんなの畑の会が毎年開催している竹灯籠まつり。休耕田、竹林、里山の有効活用を目的としています。来年以降は金沢市新保町の竹とうろう祭りと合同で実施する予定です。
第8位:AFLARE(福井県あわら市)
2024年3月16日の北陸新幹線敦賀延伸にあわせてあわら温泉駅をリニューアル。細工模様を活かした駅前広場は北陸では希少な存在です。ガラス戸を開くと隣接するホールと一体運用できます。
第7位:高木久雄商店(富山県滑川市)
8月に開催される滑川ランタン祭りの時だけ出現する幻想的な空間です。床に敷いてある茣蓙の下に大きな鏡があり、部屋全体を上下反転させた写真を撮る人が続出。コスプレ用具も充実しています。
第6位:株式会社アイザック(富山県富山市)
2023年10月25日からエネルギー回収プラントのライトアップを始めました。毎月色が変わります。照明デザインを石井幹子さんが担当されたこともニュースになりました。
第5位:奥能登国際芸術祭2023(石川県珠洲市)
2014年から3年ごとに実施している国際芸術祭。能登半島の先端にある珠洲市 50kmにわたって作品が点在しています。奥能登の発展を願う作品が多く、また芸術祭の会期後も多くの作品が残っています。
第4位:わかさ東商工会横広場等(福井県三方上中郡若狭町)
三方駅周辺の商店街のメインストリート約400mを一斉に照らす「きらやまレインボー通り冬の陣」。
若狭地方の4大イルミネーションの1つとして、もっと盛大に宣伝して欲しい場所です。
第3位:スガモトテント(石川県加賀市)
グランピング用のテントでは日本最大級のシェアを持つこの会社が、展示用のドームに宿泊備品やツリーを備えてイルミネーションを実施。ドーム内にも入れます。
第2位:ちえなみき(福井県敦賀市)
北陸新幹線の新しい終着駅となる敦賀駅前に2022年9月にできた知育・啓発施設です。敦賀市が整備して丸善書店が運営する新しいスタイル。カフェはコンセントとWifiが完備されています。
第1位:富岩運河環水公園(富山県富山市)
常時イルミネーションが輝き、世界一美しいスタバがあるこの公園。Winter Fantasiaで金と銀の道が出来ました。この公園のイベントは目が離せません。
この他にも新しい建物や北陸らしい商店街の復活など、北陸はイルミネーションや夜景が急増しています。今年3月の北陸新幹線敦賀延伸を機として、さらなる北陸の宝が生まれることを期待しています。