福井県大野市の中心部にある亀山(標高:249m)にそびえる平山城です。
1575年織田信長が金森長近と原政茂の両名に命じて、大野郡の一向一揆を収束させた後、
大野一帯に城下町を創り、山頂に大野城を築城しました。
天守閣は火事で何度も焼失しています。とりわけ1775年に焼失し1795年に復帰するまでは石垣だけ残り、寂しい姿でした。
現在の天守閣は、1968年に旧士族の萩原貞氏の寄付により再建されたものです。
ここ最近「天空の城」ブームがおき、兵庫県の竹田城に次いで有名になってきました。
大野城を見るには、隣にある戌山城址がベストです。「天空への小径」というコースが整備され、麓から約15-20分間歩くとその場所に到着します。 ただし登りはじめと、展望台寸前が道が細いので、三脚を持って登山する方は落下に要注意です。
2023年8月に「おおの城まつり」および6日間限定で越前大野城の夜間開館が実施され、天守閣の前に天ノ川が飾られました。
天守閣から見た天の川。お城の他の場所ではこの景色は見られません。