石川県鳳珠郡穴水町にある来迎寺。814年に創設された真言宗の古刹です。創設時は勅定山青龍寺と名乗っていましたが、1577年に今の来迎寺の名前に変わりました。本堂は築400年を超えます。また青龍寺時代から1200年続く本堂もあります。また、このお寺の庭園に植えられている「来迎寺菊桜」が有名です。樹齢数百年の古木で、300枚を超える花弁があります。
数年前からこの菊桜の満開にあわせて、境内をライトアップしています。
石川県の名勝に指定されている庭園は見事ですが、1200年の歴史を持つ本堂はもっと見応えがあります。
入口:お花とつまみ細工の藤。
穴水城主乗用籠
瓢箪の展示
今年は雛段が2か所で飾られていました。うち1か所は建物の外から見学できます。
薬師堂
来迎寺の本堂
青龍寺の本堂
北陸、特に奥能登や五箇山、若狭地域には「本物の美」が数多く残っています。最近は観光地化する(バエる)場所の創造が盛んですが、こういう本物を残して欲しいと思います。自分は今後も北陸の美を伝えていきます。