福井県越前市(当時は武生市)に1993年5月に完成したナイフビレッジでは、創立した年の翌年から1月1日の朝0時から1時に「初打ち」を実施しています。今年で30年になります。
この建物のライトアップも1年間のうち初打ちの1時間だけ。非常にレアなライトアップです。
年末年始の福井県は雨が本降りで風が強く、写真撮影および初打ちには非常にハードな環境でした。こんな天候でも150人のお客様が集まり、テントの下や休憩室の中で雨宿りする人も多かったです。
建物の内部には、刃物の展示と神棚が設置されています。
2024年の元旦では、初打ち30年を記念してはじめてプロジェクションマッピンを実施しました。
このプロジェクションマッピングでカウントダウン。新年に変わった時の画面です。
この後刀匠が3人現れ、ふいごで起こした火で真っ赤に焼けた鉄を叩いています。
新しい年に鉄を鍛える初打ちの儀式は周囲の空間も清浄にしてくれます。
初打ちの技の後継者への技術継承も兼ねて、この儀式は毎年実施して欲しいです。